結婚一カ月を祝して、
旦那が花をプレゼントしてくれた。
バラ、ユリ、そしてバラに似た形の花。なんだろうこれ。
日本にいた頃、花をプレゼントされるのは特別な時だけだった。
ところが最近はすっかり慣れた。
事あるごとに、旦那が花をプレゼントしてくれるからだ。
一か月前にも、散歩から戻った旦那の手には花があった。
頻繁にくれるようになったのには理由がある。
スコットランドで旦那と出会った際、彼はいつも花を持っては
私の家を訪ねてきた。時にはチョコレート。時にはドーナッツ。
その当時、私は伊と英のハーフの子、アリソンと部屋を共有していた。
金髪で大きな目の可愛らしい外見に加え、
イタリア独特の明るさも備えた魅力的な人だ。
ある日、アリソンがぼそっと呟いた。
「最初はそうやって花とか贈ってくれるのに、
いづれ何もプレゼントしてくれなくなるのよね。」
運よく?その呟きは旦那にも届いた。
そこで旦那の宣言。
「僕はずっと(私に)花をプレゼントするよ。」
ということで、(最近では半ば義務のような感もあるが、)
定期的に花をプレゼントしてくれるようになった。
旦那にはちょっと可哀そうに思うけど、花をもらえるのは嬉しい。
数年したら「もう(買わなくて)いいよ」と言ってあげようかと思うが、
しばらくは、花を贈られる生活を楽しむ事にした。
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