何か未知のものを覗きこむかのような目をした
ある日の義母からの質問
「ねぇ、3つの言語を話すあなたの頭の中はどうなってるの?」
夫も複数言語を話すけど、英語とかオランダ語とか似たような言語ばかり。
一方で、義母からすれば記号の固まりのような言語を操る私が
どうやって英語とドイツ語を話すのかが不思議だったらしい。
さぁ、どうなってるんでしょうね。
この手の質問には、タンスを例えに答えてます。
頭の中に
日本語を話す時は、日本語が詰まったタンス
英語を話す時は、英語が詰まったタンス
ドイツ語を話す時は、ドイツ語が詰まったタンス
の3つのタンスがあって、まずは話したい言語が詰まったタンスの
前に行って、そして引き出しを開けます。
基本的には、母国語よりも、日常的に使っているタンスが
一番前にいます。今はドイツ語ですね。
そして、
たまに英語を話したい時などは
「さぁ、英語のタンスよ、いらっしゃい!」
「そして、ドイツ語のタンスよ、さようなら」
と、かなり意識的に切り替えます。
それでも、切り替えする事に慣れていないので、たまに複数のタンスの
引き出しを同時に開けてしまって、引き出しの中身(言語)が
ぐちゃぐちゃになります。
そんな時は、
かなり理解し難い言葉を話してるか、
口は開くものの、自分でもびっくりするくらい何にも言葉が出てきません。
「ぽか~ん」と口を開けて、言葉を失っている私の姿に
夫が何度ため息を漏らした事か。。
通訳や翻訳の仕事をされている方は、この使い分けがとても
しっかりされています。羨ましい!!
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